2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ディレクトリでもロボットでも 〜yahooとgoogleの語られ方(2)〜

(1)にて、 「検索エンジンはディレクトリ型のYahoo!とロボット型のGoogle云々というのは明白に誤り」という指摘について、どういうことなのかかみくだいて説明できるようにする、と言った。 しばらく考えてみたけど、まぁyahooは前から検索語が登録サイト…

決定と命令

指宿信「総論:法令・判例情報とは-その生成と提供のプロセス-(特集:法令・判例情報)」 (情報の科学と技術51巻3号、138-143ページ、2001年) を読む。 法令・判例情報にどんなものがあるのか、簡単に復習。 判例の説明の中の、 決定と命令の違いは、その主…

おれは法曹生まれマークアップ育ち

小松弘「XML技術と法情報」 (法律時報74巻3号26-29ページ、日本評論社、2002年3月) を読む。 XMLの源流についての簡単な記述の中で、 XMLの源流にあたるGML・・・は、一九六九年に米国の弁護士Charles F.Goldfarbらによって、法律事務所の文書管理システム…

六法全書のことをよく知らない(4)-『分冊』はただ分けてあるだけじゃないやい-

福永正三「国内法令の調べ方(特集:法令・判例情報)」 (情報の科学と技術51巻3号、144-149ページ、2001年) に、六法全書についての説明があった。 例の(?)有斐閣六法全書の説明なんかに加え、 判例付き六法の説明もあって。 なお、より大部の判例付き六…

勝手に日経編

ジャーナリズムはPLoS ONEがお好き? -朝日新聞編- (かたつむりは電子図書館の夢を見るか) を読む。 朝日新聞編、と来たら、 PLoS ONEにたいして興味がなくても、(ぉぃ やっぱ他も気になるわけで。 さいわい日経テレコン21が利用できたので、 日本経済新…

忘れたころにやって来ず?

国会図書館の複写郵送サービスをたまに、 使ってるけど今回は3つ頼んだうちの1つが来てなかた。 まさか別送? と思ったけど数日待っても来ない。 んで、ログインして確認してみると謝絶だった。 当館では最新号の雑誌の複写は行っておりません。こちらの資料…

図書館よりもライブラリーにいきたい

私の書斎は六本木ヒルズにある (NIKKEI NET) を読む。 いいなーと思う。爆 ライブラリーという名前から、旧来の公立図書館をイメージすると裏切られる。 裏切られてぇー。(ぉぃ でも六本木なんて行けないしな。 完全アウェイだ。 会費も、アホかって感じだ…

パスファインダの風向風速

千葉大学附属図書館、2009年度授業資料ナビゲータ(PathFinder)を公開 (カレントアウェアネスR) を読む。 科目ごとに、A4いちまいで参考資料が集まった、 典型的なパスファインダーって感じかな、 みた感じ。 おもしろいなーとは思う。 ただ単位を取るために…

なにから教えればいいのかわからないまま紙は流れて

学生の持ち込みPCからLAN経由で、 学内のプリンタが使えるようになってるけど、 そのへんの設定をどこまで面倒みたらいいのかがはっきりしない。 ある程度までは手伝えるとしても、 こっちはメーカーのサポセンじゃないし、 全部の現象に対応するのは無理。 …

納品♪

まぁそのうち職場でも買ってくれそうだけど、 (コンピューターおじいちゃん) とか勝手なこと言ってたらボスがほんとに買ってくれて、 『法情報サービスと図書館の役割』が今日届く。 こ、これかぁ。 と思いつつ速攻で事務用処理。笑 『リーガルリサーチ』…

シラバス書架がおいしそう

シラバスで教科書が「授業時に指示」となっている科目の配布資料を事務室でもらってきて、使う図書をチェックして、シラバス指定図書用の書架に加えていく。 広い海から食べられる魚をすくい上げ、 干物台に乗せておいしい匂いを周囲に漂わせるのと、 なんと…

法情報四次元ポッケの中身

村上広一「日本法情報データベース構築の課題」 (名城ロースクールレビュー No.11 2009年3月) を読む。 法情報データベースには、どんなコンテンツが入っていたらいいか、 特に法令と判例について、理想としてという感じで、 細かいトコまできれいに検討し…

別にコラボじゃない

寄贈本の処理をしてたら、 『筑波法政』 という名前の雑誌(紀要)があるのに気付いた。 ・・・。 ドッチ!(違 まぁ言いたいことはほぼそれだけなのだが、(ぉぃ 2009年2月発行の第46号に、 「サーチエンジンにおける著作権侵害主体・フェアユースの法理の…

判例DBは春秋戦国?

コンピューターおじいちゃんに引き続き、 有斐閣『判例とその読み方』(三訂版)の第3部「判例の探し方」を読んでいく。 「商用データベース」の項には、 現在商用データベースとして主要なものは、(1)LLIDB判例秘書JP、(2)LEXDB、(3)レクシスネク…

入り口で見せるライフワークの終わり

法律のことは素人だけど、多少のたしなみは、 ということで法学セミナーの4月号の特集、 「法学入門」は毎年読んでいるけど、 今年は「訴訟実務入門」が加わって、 その最後の「刑事訴訟実務入門」の記事、 石塚伸一「刑事訴訟実務入門-研究者がなぜ弁護士を…

時を駆ける同位体

炭素14法 古書・古筆鑑定に威力 (MSN産経ニュース) を読み、なんだかドキドキしてしまう。 (もともと地学属性というのもあるが 何 これまで筆跡などから類推するしかなかった古文書の年代測定に、最新の炭素14法が威力を発揮しはじめている。約1ミリ幅…

タコだかチェコだかしらないが

チェコ国立図書館の斬新な新館建築、混迷の度合いは増すばかり (カレントアウェアネスR) を読む。 チェコ国立図書館が建築を予定していた「タコ」の形をした斬新なデザインの新館ですが、 タ、タコ? 笑 これはもう、画像を見ずにはいられまい。 とはいえ、…

ベタな裏側

グーグル書籍検索訴訟の和解案--「孤児作品」をめぐり表面化する懸念 (CNET JAPAN) を読む。 この件に関してはまだよく知らないのでアレだけど、 google book searchで世の中がものすごく便利になることは確かだし、 一方でやり方が強引で公開を嫌がる人をあ…

コンピューターおじいちゃん

読書記録−指宿信編『法情報サービスと図書館の役割』(勉誠出版、2009年、2100円) (ARG) をみて、読まねばと思い、 近くの三省堂と丸善に探しに行ったけど、ない。 まぁそのうち職場でも買ってくれそうだけど、 自分で持っててもいいかなーという感じ。 …

そんなにいつもキミのこと、思い出さないよ。

県立図書館:本の宅配、伸び悩む 障害者やお年寄り「ぜひ活用して」とPR /高知 (毎日.jp) を読む。 意外だなぁ。 と思ったけど、まぁわからなくもないかなぁ。 ・広報不足。サービスがあることをそもそも知らない。 ・利用条件が厳しい。「身体や視覚など…

とうさんはさんみんじさいせい(2)

キャピキャピの1年生に、 「破産法と民事再生法って違うんですか? 倒産法と破産法は同じですか?」 と聞かれ、しどろもどろになった。 (とうさんはさんみんじさいせい(1)) ということで、まずは素直に有斐閣法律用語辞典(第3版、2006年)を引いてみた…

ほうとれんとそうはない

『びぶろす-Biblos』平成21年春号(電子化44号)が掲載されました。 (SENTOKYO ブログ) からびぶろすを読む。 4.法律図書館連絡会第51回総会の報告 というのがある。 ぼくの勤務先は加盟館ではないので、 「法律図書館連絡会」のことはほとんど知らない。 …

見えない資料の生き様を見せろ

呪文「ソシキカ」を唱えたがMPが足りないにて、 さいきん電子ブックがぼちぼち増えてきてるけど, OPACで検索できない状態のため, 使いどころが難しい,というか, ぜんぜん使えてない。 と書いた。 なんか、電子ブックや電子ジャーナルみたいな、 目に見え…

探しものはなんですか 訳しにくいものですか

辞典の中を♪ ネットの中を♪ 探したけれど〜♪ NICTと東大、翻訳支援・共有サイト「みんなの翻訳」公開 (INTERNET Watch) を読む。 こういうんでいまのぼくが、 気になってしまうのはつまんない、 ことだけど著作権的にどうなんだっていう、 だって、サーチエ…

プロだなんて恥ずかしくて言えるか

日本初、著名人がおすすめする愛読書を7000冊以上集めたデータベースを無料公開 (japan.internet.com) を読んで、「たまぼん」を試してみる。 おもしろいっちゃおもしろいんだけど、 検索結果はamazonのデータを流用した本の表紙が並ぶだけなので、 コンテン…

1 week to 1 month

インターネット版「官報」の掲載期間がいつの間にか伸びてた。 <サービスに関するお知らせ> ・平成21年4月1日より公開期間を直近1週間から直近30日間に拡大いたします。 なお、4月1日よりデータの蓄積を行うため、直近30日間を閲覧できるのは4月23日…

世界にもっとテヘを

テレビのニュースで、 東京都の下水道局の作業服につけるワッペンを、 3400万円かけて作り直したという話を聞き、 ちょwおまww状態になる。 誰かがちょっと「すいませーんやっちゃいました、テヘ」 といいながら叱られれば済みそうな話だったのに、 まー…

「判例」のことはそろそろわかった?

前に最高裁判所判例集について調べているときに取り上げた (what to pick up)(who is he)、 中野次雄編『判例とその読み方』の三訂版が出てて、 きょう受入作業した。 判例とその読み方作者: 佐藤文哉,宍戸達徳,本吉邦夫,篠田省二,中野次雄出版社/メーカ…

とうさんはさんみんじさいせい(1)

キャピキャピの1年生に、 「破産法と民事再生法って違うんですか? 倒産法と破産法は同じですか?」 と聞かれ、しどろもどろになった。 先生に聞いてくれ、と思わなくもないが、 そうも言えないので調べておくこと。 ちなみにいまのぼくがはっきり言えるのは…

便法パフ

政府刊行物系の雑誌「時の法令」平成21年4/15号で、 「政府刊行物と著作権」という連載が始まっている。 著者は岡本薫さん。 政策研究大学院大学教授・元文化庁著作権課長だそうな。 初回のタイトルは、 “著作権の「法律ルール」の本質-「便法」だからややこ…