入り口で見せるライフワークの終わり

法律のことは素人だけど、多少のたしなみは、
ということで法学セミナーの4月号の特集、
「法学入門」は毎年読んでいるけど、
今年は「訴訟実務入門」が加わって、
その最後の「刑事訴訟実務入門」の記事、
石塚伸一「刑事訴訟実務入門-研究者がなぜ弁護士をするのか?」
がものすげえと思った。
それまでの各法律分野の入門記事とは一線を画する、
なんていうか、ドキュメンタリーというか、
現実の持つ強烈さがあらわになっていて。
衝撃だった。


詳しくは読んでほしいけど、
ここに、細目次だけ引用させていただく。

はじめに
1 牧野裁判との出会い
(1)死刑判決の重み
(2)人権救済申立、人身保護請求、公判期日指定申立、再審請求、恩赦願い
(3)もし、弁護士だったら
2 法科大学院における理論と実務の架橋
(1)教員の自己改革
(2)不明を恥じる
(3)骨身を惜しまず
3 実務の常識と理論の解釈
(1)起訴後の勾留場所
(2)知らない強み
(3)勾留の場所
むすびにかえて-実務の過酷な現実


特集記事、最後まで読んでよかったなーと思った。