おれは法曹生まれマークアップ育ち
小松弘「XML技術と法情報」
(法律時報74巻3号26-29ページ、日本評論社、2002年3月)
を読む。
XMLの源流についての簡単な記述の中で、
XMLの源流にあたるGML・・・は、一九六九年に米国の弁護士Charles F.Goldfarbらによって、法律事務所の文書管理システムのために発明されたものである。
(26ページ)
とあって、へぇと思う。
法情報は昔からそういう技術と親密だったんだ。
まぁ膨大だもんな、情報量が。
また、検索精度についての言及では、
わが国で公開されている法情報データベースの検索精度については、第三者機関による定量的な評価がなされておらず、性能の良否すら判然としない。
(27ページ)
と述べていて、2002年当時の状況とはいえ、かなり懐疑的。
これは、こないだ取り上げた『判例とその読み方』で、
「見落としは考えられず、その正確性は保証されている」と言われていたのとは対照的だった。
データベースの評価って、いまはどうなのかなー。
あんまり聞いたことないけど・・・