比較報告のそれからのそれから

比較報告のそれから」でとりあげた、

いしかわまりこ「法情報データベースの比較報告-「NDL-OPAC雑誌記事索引」と「法律判例文献情報」(特集-法情報検索教育と法科大学院)」
(法律時報75巻3号、日本評論社、2003年)

の中で、

NDL-OPAC雑誌記事索引」は「二ページ以下の記事は収録しない」「判例判例研究は収録しない(ただし、最高裁判所判例研究は収録する)」と言う基準を設けている。
(31ページ)

とあったけど、『法情報サービスと図書館の役割』の第7章「リサーチ・ツール:法情報データベースの現状と課題」(齊藤正彰)を読んでたら、どうも変更があったらしい。その他、豆知識も。

 雑索の採録は、かつては最高裁判例についての評釈のみという限定があったが、一九九六年以降は下級審判例の評釈も採録されることとなった。雑索は更新頻度が高いため、商用の判例DBを利用できる環境にある場合でも、判例DBには未収録の最新の評釈を発見できる可能性がある。
 雑索には原則として二頁以下の記事は採録されないが、主要雑誌に掲載される判例評釈は二頁以下のものが少なくないので、『ジュリスト』『法律のひろば』『法学教室』『法学セミナー』掲載の判例評釈は二頁以下でも採録するという例外が設けられている。ただし、『ジュリスト』の別冊と臨時増刊は「まとめ取り」をするため、『判例百選』と年度ごとの『重要判例解説』という著名な判例評釈収録誌が検索できないことになる。
(162-163ページ)

うーむ、そんな雑誌単位での例外措置が設けられたりするなんて、意外ときめ細かいな。てか、変更あったの96年か。


「まとめ取り」の意味がよくわからなかったが、どうやら特集のタイトルを記事タイトルとして採録するルールらしく、特集がその誌のタイトルになってるとそのタイトルだけになっちゃうってことらしい。
まぁ判例に特化したDBてわけじゃないから、しょうがないかね。


さて、『法情報サービス〜』出版記念の公開セミナーに、行こうと思ってたけどどうやらボスが行くというので、ぼくは泣く泣くおるすばんになった。いや、泣いてないけど。笑
土曜日も開室しないといけないからなー。
かわりに前日に学内のEJ講習会に参加する予定。
まぁ法律あんま関係ないけどね。