reading

influence of books

最近、けっこう以前に読んだ本を読み返したり、はじめに読んだとき気になって付せんをつけてあったところをinbookに記録したりしているときに、「あれ、このことってこんなところに書いてあったんだ」と思うことが何度かあった。 「このこと」というのは単純…

拓本女子は電車に乗る

新潮2013年1月号269〜321ページに掲載された、 尾崎真理子「石井桃子と戦争」(前篇)を読んだ。新潮 2013年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/12/07メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る後篇は2月号だけど、そ…

OUT OF PLACE

エドワード・サイードの自伝を読んでいる。 いまようやく100ページを越えたくらいで、両親のエピソードと学校生活を中心に振り返っているところ。遠い場所の記憶 自伝作者: エドワード・W.サイード,Edward W. Said,中野真紀子出版社/メーカー: みすず書房発…

electronic forest

『森博嗣の道具箱』を読んでいたらまたこないだの鏡の話が出てきた。 鏡は左右が入れ替わるのに、上下は入れ替わらない。何故か? これもやはり言葉の定義の問題に帰着する。(「それでも地球は丸い、そして回っている」) 色んな人がこの話をしているものな…

flow of books

人は本を読む前に本を選ばなければならない。 選び方はそれぞれで、 同じ作家の本をまとめて連続で読む人もいるけど、 自分の場合は向いていないということが、 大学のころ夏目漱石をまとめて読もうとしたとき、 『三四郎』『それから』『門』で力尽きてわか…