elementary voting (3)

というわけで、もう投票日の前日。
新聞(特に地方紙)の情報というのが気になっていたので、何度か図書館に行って何種類かをざざっと確認してみた。
どの新聞でも候補者別の人物紹介や今回の争点についての態度などをまとめた表を出しているけど、内容は大体同じだった。
そりゃ、同じ人にほぼ同じ内容で質問しているわけだから、同じ答えが返ってくるのは当然だよな、とは思う(「趣味はゴルフ」とか)。
全国紙でも地方面があるので各候補者についての情報量はそれほど変わらないかな、という印象。地方紙は、情勢報道が多少細かいのと、あとは各政策が県内では具体的にどう効いてくるのかということが書かれているかなと(量というより、視点の違い?)。
まぁ新聞を何種類も数週間分めくるのは結構大変だし時間もかかるので、手元にひとつ新聞があるならそれだけチェックするだけでもとりあえずはいいのかなぁと思った。


そんなことをあれこれ考えていたら、
迷える有権者.com
というのができていて、とてもわかりやすかった。
無党派層のために、中立的な視点でざっくりまとめた」サイト。
デザインもかわいいし、めくっていく気にさせてくれる。


投票日が近くなって、「とにかく行こう」というのをよく見かけるけど、「とにかく」では人は動かないと思う。
かといって、「行かないとこんなに損」「こんなに問題」などと客観的データを並べるだけでも、単に脅されてるだけのような気もするし、やはりそれほど説得されないと思う。
その間にあるものを考えながら、この一連の記事を書いていた。
もちろんこれは、誰かに投票に行ってもらいたかったわけじゃなく、あくまで自分にとって便利そうだったからまとめただけだけど、こういうことを考えたことで、投票先をどうやって決めるかについて、自分なりに納得できてそんなに大変じゃなくてしかもある程度根拠のあるやり方というのがおぼろげながら見えてきた気がするので、よかった。


(2012-12-16追記)
津田大介さんの会社が運営するこんなまとめサイトもあった。
衆議院総選挙2012 お役立ち情報
上に挙げた「迷える有権者.com」や、最高裁判所裁判官国民審査についての情報も含み、目が行き届いている。