図書向けツール

高橋宏志『重点講義民事訴訟法』という有斐閣の本があります。いわゆる基本書と言われるやつで、複本も置いてるけど使われてすぐボロボロになっちゃうくらいの本。こないだレファレンスでもちょこっと参照しました。


んで、この本、判例索引が付いていないらしくて、あったらいいのにみたいな話をちょっと前に見かけた。
そういうの、図書室でやってもいいかもなーと思う。
便利なツールを作る、みたいなのさ。


法律は図書が圧倒的に重要な資料だったりして、データベースとかに甘えられない場面も多いので、そのぶん工夫して独自のツールを用意するっていうのもありじゃないかと。


索引もそうだけど、あとは版を重ねた本の差分を把握して、最新版が貸出中で旧版を使わなきゃいけなくなった人にもどこが古い情報なのかわかるように、とか。
以前、「教えてgoo!」で こんな質問 もあったしね。


ところで話は変わるけど、Q&Aサイトでこういう受け答えの仕方がのさばってるかぎり、正解率が高くったって怖くて聞けない人って多いんじゃないのかなー(ぼくは聞けません)。
図書館のレファレンスなら、少なくとも丁寧には対応してくれるだろう。「バカじゃねえの」と面と向かって言われたりはしないだろう。
それってけっこう、意味のあることだと思うのね。