いろいろある

法律図書館連絡会第52回総会の報告(国立国会図書館調査及び立法考査局行政法務課 岩田陽子)
(びぶろす-Biblos 電子化48号(平成22年5月))
を読む。
法図連はWEBに情報が全然ないので毎年びぶろすに報告を出してくれてとてもありがたい。
もう少しオープンにしてくれるといいんだけどな…

記念講演では、日米の図書館の評価方法のあり方に関する比較について言及がなされた。日本では統計・数量の面から評価がなされがちであるのに対して、アメリカでは図書館の使命に対する到達度と利用者からの評価がより重視される旨の説明があった。

これは法律図書館に限らず図書館一般、という理解でいいのだろうか。
到達度や評価も数値的に表されるんだろうけど、同じ数字といってもいろいろあるのね、と思った。

第二部では…「日本法情報データベース各社の違いについて:各提供会社による違い」というテーマで(1)第一法規、(2)レクシスネクシス・ジャパン、(3)LIC、(4)TKC、(5)ウエストロージャパンのプレゼンテーションが順次行われた。各社のプレゼンテーションのあとの質疑応答では、通常のデモンストレーションでは聞くことができないような話を聞くことができた。
例えば、各社が独自に収集している判例の状況に関する質問への回答においては、雑誌や判例集に収録されなかった判例であっても、各社が独自に収集する場合がある、との回答があった。

例として挙げられている内容はむしろよく聞くような話だけど、ひょっとしてもっと具体的にどんな風にして収集している、とかもあったのだろうか。だとしたらちょっと聞きたかった。
しかし、この5つを一気に並べて説明されたらめちゃめちゃ混乱しそうだなぁ。