慌てふためいて舞った砂埃がようやく徐々に

高田 寛. “Web検索サービスの法的諸問題”. 情報管理. Vol. 52, No. 5, (2009), 267-275
を読む。

全書籍のうちパブリック・ドメインにあるものが約20%、その他の書籍は、著作権者がはっきりしているものは一部であり、70〜75%は著作権者がはっきりしていない孤児作品である。
(269ページ)


そーんなにあるの? マジで?
引用元をチェックできてないけど、これを信用するとものすごい割合だなぁ。
そりゃ独占がどうのってもめるわ。

また、米国のGoogleブック検索集団訴訟の和解の影響がわが国の権利者にも及ぶことになるが、その直接の原因はベルヌ条約ではなく、米国の集団訴訟という法システムに基づくものである。
(274ページ)


最初の報道とかってみーんなベルヌ条約の話してたような気がするけど、意外と関係なかったのかな。著作権をお互いに認め合うかどうかというより、訴訟の当事者になるかどうかという問題だった、ということでしょうか。
あれ? って感じ。
やっぱ、落ち着いて考えないとわかんないよなー。いろいろと。