ベテラントレーナー、魔法をかける

学内の講習会で、ScienceDirectとEBSCO host(Academic Search Premier)について聞いてきた。
両方90分ずつ、基礎〜中級くらいの内容。
図書館の人だけならいいけど、学生さん・教員の方も一緒だったので、ちょっとヘビーだったような・・・間に休憩5分しかなかったし。めちゃくちゃトイレに行きたくなりましたし。笑


ま、感想。

  • どちらもパーソナライズを押しているみたいで、普段全然使わないのに講習内でアカウント作ってしまったぜ。まぁこれを機に「Librarian」とか「Legal Research」とかでアラート取ってみようかなと思う。
  • ScienceDirectは原稿受領後印刷体発行前のプレプリント版が見られることをアピール。無修正→リンク付き→校正済と段階を経てプリント版に近付いていくとのこと。DOIが付いているから引用もできるということだったけど、プリント版がでたら前の版はどうなるのか、ずっと共存するのか前のファイルは消えるのか、気になったので終了後に聞いてみた。新しい版の登載時期に共存することはあるが、基本的には入れ替える形になるとのこと。そうするとDOIでたどっても、時期によって中身が違う可能性があるってことか。それくらいは仕方ないって判断なんだろうけど、それで納得してくれるかどうかは人によるような気もする。
  • EBSCOはインターフェース上の言語に力を入れていて、検索フォームは日本語でわかりやすい。抄録の他言語翻訳も進んでおり、もうすぐ日本語にもしてくれるらしい。なんだかんだでそれが一番の省力化かもね。入力時に英語の表現を検索するに「スペースアルク」をオススメされ、「ぜひ“アルク”でググってください♪」と言われた。なぜだ。関連会社なの? あと、学術雑誌だけじゃなく一般誌の収録もあって、「Rolling Stone」とかが入ってた。ちょっと使ってみたくなるね、そういうの。
  • 「論文を書くのに時間がなくて、ILLで届くのを待ってられないって時に、オンラインでフルテキスト入手できるものだけ、という検索ができます」と言われたけど、そういう感覚って普通なのかな? とりあえず手に入るモノだけでいいやっていうの。まぁどこに書く記事なのかにもよるんだろうけど。そうなると、引用の度合いっておのずと(ますます)availabilityに左右されるよなぁっていうのと、よくいう「網羅的な検索」ってのはいったいどんな人がどういう場で必要にするんだ? っていうのと。
  • 一度、似たサービスを提供してるトコ同士で、同じ時間に「対戦」とかしてくれたらおもしろいし、違いがよくわかるのに。「これこれの機能をつかうときはこちらのデータベースならクリック一発です」「それならばこちらはこんなやこんなやこんなができるという特徴があります」「なにをー」「なんですー」バチバチ、みたいなね。まぁそれは図書館の人ができればいいんだろうけど。業者さんを呼ばない単独の講習会を開催するなら、そういう他社データベース横断的な説明をするべきなんだろうな。ひとつずつ説明するんならそれぞれの会社の人のほうがエキスパートなんだし。


そんなところかな。
機能的には全くしらなかったってことはなかったので、まぁスムーズに講習に付いていけました。
時間のわりには疲れなかったし。
エルゼビアのベテラントレーナーさんの力によるところも大きいけども。あれはすごい。ゆっくり、わかりやすく、でも盛りだくさん。