never give up (to search)


城西大学水田記念図書館における利用者教育について
(薬学図書館54巻1号63-68ページ via 大学図書館員のためのリポジトリ)
を読む。

毎年新入生向けのオリエンテーションでは、新入生全員に対して資料の貸出・返却の方法や蔵書検索、サービスについて一通りの説明はしているが、入学直後に受ける連日のオリエンテーションの1つという認識と、図書館とは離れた大教室で行っていることもあり、図書館へ足を踏み入れるきっかけにはなるがそれ以上を理解するのは無理であると思われる。
(64ページ)

うーーん、わかる。
そうなのです。
あんなに一気につめこまれたらおぼえらんないよなぁ。
やっぱり現地でも説明したい。


で、ガイダンスでは検索実習をしてるとのこと。
その演習問題が付けられている。
実際に検索して図書館の書架で探す、というやつらしい。

[図書館にある]・・・雑誌の配架場所を記入しましょう。・・・(略)

[図書館にない]・・・・あきらめないでください。他の大学にあるかを探して・・・(略)
(65ページ、太字は引用者)

あきらめるな、いいなぁ。笑
アツい。

・・・パソコンの検索は慣れている学生でも、検索するテーマに関連するキーワードを見つけ出すことや、テーマのどんな点に着目するかを決めることは容易ではなく、検索の前に大きな壁となっているのが現状である。
(67ページ)

資料を探す過程も考えることのひとつだと思うので、この部分は慣れていくしかないのかしら。
でも、上位語・下位語・類義語なんかがパッと出てくる能力って「司書の専門性」的なものだよなー。だとしたら、ある程度選択肢を提示してそこから選ぶあるいはなにか思いついてもらうってほうがいいのかもしれないけど。


まぁ、「壁」ってのは要するに頭使わなきゃいけないってことで、どこかで頭は使ったほうがいいとは思う。