長い終わりがはじまらない

Googleブック検索問題、米和解団からの回答
STI Updates)
の記事にある、
日本書籍出版協会による要旨を読む。


けっこう、へぇと思うことが多かった。
この話の記事ってわりと読んできたつもりだったけど、やっぱりよくわかってなかったんだな。


特に、

利用制限について
Q5: Google ブックサーチ(GBS)の利用を米国内に限定するための方策は何か。もし日本でGBS が利用できるとしたら、それは日本の権利者は合意していないので日本の著作権法に違反すると考えるが、AAP、AG の見解はどうか。


A5: 和解は、あくまで米国法の下でアメリカ国内における使用に対するものに限定されており、アメリカ国外で表示して良いとも悪いともいっていない。したがって、日本国内からのアクセスによって無断で書籍が表示された場合には、和解で許されたものではないので、日本でGoogle を相手に訴訟を起こすことができる。Google は日本の利用者に対して表示を制限するための法的・技術的手段を講じる。米国内の利用者に限定する技術的な手段としては、IP アドレスによって管理する方法に加え、決済の際に使われるクレジットカードの発行国で識別することなどを考えている。
(3ページ)

というのは、あれ、そうなんだ?(がっかry
とおもた。


てことは、日本にいながらにして見る見ないというのは、アメリカの和解に同意しようがしまいが結局はこれから権利者側とGoogleとで長い長い交渉がはじまるってことなんでしょうかね。
みょーん。
なんか、いまは要するにアメリカ国内でどうするかって話ばっかりえんえんしてるんだなって思うと、ちょっぴりむなしい気もする・・・


これで、国会図書館のデジタル化についての交渉とかも始まったりしたらもうどうなるのか、想像もつきません。
あれはほんとにどうなっちゃうんだろう。たいへんわくわくします、利用者としては。
とりあえず、納本してもらえなくならないようにね☆ とは思う。