最低citation

朝、同僚のおばさまが「ラジオで法科大学院の定員削減のこと言ってた!」と言いながら新聞記事のクリッピング。はたして1時間後、事務室から記事のリクエスト。速攻で持っていく。予想通りだ、とみんなでしたり顔。へっへっへ。


きょうは本が来ない日だからのんびり、と思ってたら電話が鳴りまくり(おっと、うっかり韻を踏んでしまった)。
発注かけたり、複写依頼出したり。先生方がたくさん来たり。
だいたい先生方は同じ日にまとめてやってくる。多分委員会を開催しやすくするために授業日をまとめているんだろう。おかげでオフィス・アワーの前にラッシュ・アワーがやってくる。


ふとデスクを見ると、昨日から持ち越しになった判例調査が3件のっていた。古い米英の判例らしい。海外の判例の検索を求められることって今まで皆無で、論文くらいなら先生に何回か出したことあったんだけど。でまずは検索のしかたに苦労するわ、さらにそもそも元記事でのサイテーションの書き方が間違ってたり変だったり、Rex=Kingだと気付かなかったりで混乱しつつ、結局Natural languageに逃げてヒットさせる。笑
うーん、海外の判例検索システムはなんでこんなにややこしいんだ。歴史があるからだろうか。いろいろなしがらみの分、表示速度が重くなっている気がする。


午後は少し余裕ができたので、
文化庁の「著作権制度における権利制限規定に関する調査研究」報告書の第1章だけ読む。
(via カレントアウェアネスR)


著作権について、普通の人が常識的に考えて、それ変じゃね? というところが結構たくさん指摘されていて、まぁちゃんと見てくれてるなっていう印象。
というか、読むかぎりでは、権利制限を広げたり、一般規定を設けたりするのは当たり前じゃんっていう気分になる。
この資料は文化審議会著作権分科会の基礎資料になるらしい。
んで、今年度の委員って確か、結構権利者寄りの人に偏っていると聞いたような気がする。
それってひょっとして、この報告書をふまえて、ちゃんと説得力ある弁明ができるかどうか見きわめるためにあえてそうしたんじゃないかってふと思った。
できなきゃ、これはもうしょうがないよね? って納得させるためというか。
とか言いつつ数に押されてくつがえったりしたら笑える、いや、笑えないヨ。


続きも読んだ方がいいんだろうなー。
長いんだよなー、これ。