325 Forgotten

クローゼットがいっぱいなのでやむを得ず、昔とった図書館関係の本のコピーを嬉々として捨てていった。昔の俺、勉強家! と思いながら。

でも捨てる前にアンダーラインを引いた部分だけさらさら読むと、なんだかんだでそこに書いてある内容はこの分野での自分の考え方の基礎になっていることがはっきりわかる。ところどころは文章ごとちゃんと覚えているし、覚えていなくても(ほとんど覚えていないが)既に血肉である。だから(だから?)小賢しく電子化などしないまま捨てる。必要になったらその時にまた手に入れればよい。そのための訓練は普通の人よりも多くしてきたはずだし、そもそもまず必要になどならないので心配は無用だ。