神の買わざるテキスト

どうしたらいいんだろう…
(Dai-Kubo Diary)
で、
“最近の学生はなんで教科書を買わないんだろう”
という話がされていて、


教科書が売れない・・・
(水とシャンパン)
では、それについてコメントがされている。

…4限の1年生ゼミも何とか終わらせた後、出版社の方がご来訪。いろいろ話しているなかで、最近の学生はなんで教科書を買わないんだろう、という話題になって、いろいろ話していたなかで、結局「社会全体を含めて、学問があまり重視されていないからではないか」という結論になって、結論を出した自分でちょっとショックを。…
(どうしたらいいんだろう…)

就職活動が厳しくなくとも、大学できちんと勉強した人が、就職、進学、資格試験で有利になるインセンティブがないと、なかなか学生としては勉強しないでしょうし、教科書も売れないと思います。
(教科書が売れない・・・)


とりあえず、「図書館にいっぱいあるからだ」とか言われてなくてよかった、などとホッとしてしまうなど(そんなどうでもいいことでホッとしてる場合じゃねえ)。


大学図書館に教科書を(できれば複数)設置するのは当然のことになりつつあるんだかなってるんだかわかりませんが、そういう流れだと思う。でも一方で「教科書は学生に買わせたいから図書館には置くな」とおっしゃる先生もいて、それを実践している図書館もあるのは事実です。
(で、そういうとこでたまたま前から蔵書にあった本が教科書に指定されると利用回数がハンパなく増えるらしい)


教科書を図書館に置くな、とまで言う先生方の真意が、学生のためを思ってなのか、自分の印税を思ってなのか、あるいは両方なのかそれ以外なのか知りません。まぁ、いろいろあるのでしょう。物事はきっとそんなに単純じゃない。
まぁしかしそれはどうあれ、教科書を買うことを強制される学生にとって支配的な言説はおそらく、「市場では売れない専門書を無理やり購入させれらている」というものになりがちなのではないでしょうか、事実かどうかは抜きにして。
実際、自分の大学在学中のことを考えても、この手の話は春先の定番だった気がします。新入生がタバコのニコチンのミリグラムを比べるくらいに一般的で陳腐な世間話でした。僕はタバコを吸いませんが。


で、そうするとやはり、昨今の経済状況もあいまってですが、そういう“横暴な教授への反抗”みたいな、個人的な“不買運動”みたいなことが起こっても、まぁ不思議ではないのかなと、変な空想をしてみちゃったり、しちゃったり、なんだり。