ただやってもらってるだけだったら「連携」じゃないよね

小圷守「情報リテラシーとラーニング・コモンズ:日米大学図書館における学修支援」
(『情報の科学と技術』、59巻7号(2009)、328-333ページ)
を読む。

(4)他部署との協働
 米国大学図書館には数百台単位のコンピュータが設置され、学内で最も多くのコンピュータを設置しているのが図書館であるという大学もある。その管理は、大学内のコンピュータ関連部局が担っている。ラーニング・コモンズでコンピュータヘルプデスクを担うのも、コンピュータ関連部局の学生アルバイトである。また、図書館におけるコンピュータリテラシーの講座を担うのも学生アルバイトであることが多い。このような関係構築が実現できれば、図書館とコンピュータ関連部局において独立していた機能・業務の効果的な連携が可能となるであろう。
(330ページ)


図書館(室)内のコンピュータ関連の事柄について、色んなことをついシステム担当さんにお任せしてしまうのを、なんとなく申し訳なく思ってるんだけど、あんまり抱え込まないで、やってもらえるところはやってもらう、という感じの方がいいのかな? と、これ読んで思った。
うーん、でも、やってもらってばっかで「こっちには関係ないわ」みたいになるのはちょっとなぁ。スキルが足りないことはともかく、ただ単にそれを少しでも学ぼうという気概が乏しかったその結果を、「効果的に連携している」っていう言葉で誤魔化し覆い隠すようなことにはしたくないとは思う。