目次を入れてる暇はあるか

昨日のレファレンスの回答の一環で、予備校系出版社の雑誌から旧司法試験の再現答案のある記事を拾っていく。
実は、ちょっと前にある先生に、別冊とか単行本化したそういう答案集のコピーを頼まれていた。
「宿題だしてるんだけど、学生が参考にしてくるだろうから確認しときたい」ってことで。
そのときは新試験だったし本誌のほうは見なかったので、今回はこれはこれでいい機会になった。


やっぱ、よく使われる雑誌で、かつ目次(記事索引)を出版社も国会図書館も提供してないようなものは、独自で採録しといたほうが便利かなーと思う。


目次情報は雑誌に限らず、図書はたとえばOPACのデータに入れたらいいのにって前から思っている。
ぼくのボスのボスのボス(ややこしいな)は図書館の人じゃないけど、こないだ話を聞いたところ、やっぱりそう感じてるみたいで、「抄録よりも章立てのほうが中身が把握しやすい」とお話されていた。確かにそうかも、と思った。一段落の文章がつらつら書かれているよりも、構造化された短文のレイアウトのほうが、パッと見ですぐ把握できるっていうのは確かだと思う。まぁ肝心の結論はそこには書かれてないんだけどさ。


というか、あんまりたくさん本が入ってくると無理かもしれんけど・・・
こないだの「二弁フロンティア」のライブラリーニュースを読んでてびっくりしたのが、新刊書が少ないんじゃないかという要望に対して、

 合同図書館では、毎月250冊〜300冊程度図書を購入しております。そのほとんどが新刊書です。
 ただ、残念なことに購入済みで、コンピュータの蔵書検索で蔵書として入力済みの本が、本棚に並ぶまでに若干(数か月)時間がかかっております。
(ライブラリーニュースNo.98 2004年8月号)

と回答していることで、その理由はやはり検索用キーワードの採録作業に時間がかかっているということなんだけど、「数か月」経ってしまったらやっぱりもはや“新刊”と思ってもらえなくてもしょうがないんじゃね? っていう感じだ。
(データ上では検索できるから多分利用は可能・記事は2004年のものなので現在どうなっているかは不明です。念のため)


合同図書館の機械目録は内部専用みたいなので、どの程度のデータを入れているのかは確認できないんだけど、やっぱり量質あわせもつことに困難が伴うのは仕方なし、というところか。


ちなみに、ライブラリーニュースNo.99(2004年9月号)ではスタッフ一人当たりの年間対応者数のデータが掲載されていて、

最高裁図書館 757人
法務図書館 2345人
合同図書館 10842人

と、とんでもないことになっている。
(閲覧・入館者数割、最高裁・法務は平成14年度、合同は15年度)
どうゆう計算してんのかわかんないけど、なんだこのケタ違い。
ためしに自分とこでもやってみよっかな。