青葉マークの複問検

INFOSTAの第8回複写権問題検討会をのぞいてみた。


図書室の新入生ガイダンスを準備する過程でわいてきた、
著作権に対する興味と、
あと、参加費が安い・職場から近いという理由だけで、
経緯も知らずに飛び込んだから、
行ってみたらそこはかとないアウェイ感だったけど、
まぁいままで「情報の科学と技術」読んでるだけだったし、
イベントがどんなもんか知れてよかったかなと思う。


帰ってからWEBをまさぐると、経緯はこれだったらしい。
http://www.infosta.or.jp/oshirase/ccckentou.html
http://copy_and_copyright.at.infoseek.co.jp/opinions/keii.html
基本的に、複写文献を提供している企業のためのものみたいで。
大学や図書館は、いま現在直接は関係ないかもしれない、
将来的に関係してくる気がすごくするけど。
ていうか、いまでも著作権法の権利制限外のことについては、
状況は企業と変わらないわけか。


この会がいったいなんなのか、WEBにもあんまり情報がなくて、
closed meetingだからなのかなぁ。
定員が120名だったから、まぎれれば平気だろと思ってたら、
行ってみたら40人くらいしかいなくてあれ? と思って、
そして若い人あんまりいなくて、少なくとも、
話しかけやすそうな人はいなくて、
まぁいても話しかけないだろうけど。
closedだから情報が少なくて、参加者も少ないのか、
openでもそんなもんなのか、わかりませんが、
とりあえずここで議論の中身に触れるのは避けておく。


発表の演目は、
著作権法改正を巡る最近の話題と今後の予定」
と、
「IFRROの活動とJAACCの今後」
で、まぁその通りだったけど、初心者としては、
そのアルファベットの羅列は何、という感じだったけど、
それも含めていろいろ知れたのでよかったと思う、
そういう趣旨の会ではないかもしれないが。
前者の文化庁の方の発表は、前日に予習しといた、
文化審議会著作権審議会の資料の内容+αという感じで、
よく理解できました、という感じで、
そういう趣旨の会ではないかもしれないが。


まぁいいや。
自分はまだ何も知らないんだから仕方ない。
できることからできるだけやっていかないと。


感想としては、今後は電子ジャーナルとかじゃない一般的な複写での著作権処理手続きのお手伝いも図書館がやっていくのかなぁと思って、それは図書館外、権利制限外の研究補助として、ということで、そんなら図書館の人間がやる必要はこの際ないんじゃないかという気もするけど、少なくとも情報の取り扱いに通じた人じゃなきゃいけなくて、そしたら例えば大学では現状、図書館が一番近いのかな、とも思う。


サービス業としては、「半分までしかコピーできません」じゃなくて、「許諾を取れば全部できるので、手続きしますね」というところまではとりあえず行ったほうがいいんだろうな。