創造の葉先で雫は輝く(2009/4/5転載)

Project Shizukuが開発している図書館システムに、
ついての紹介論文を読んだ。
Shizukuは貸出履歴を利用して図書館の、
利用者同士を結びつける、
コミュニティ志向のシステム、らしい。

社会に意義のある知識創出を目指すためには、コミュニティの形成は欠かせない課題である。学問・政治・企業など社会における様々な局面において、互いに学び合う環境があり、コミュニティを形成した上での知識創出が見られる。図書館が知識創出の舞台となるためには、コミュニティの形成を支援する機能を持つ図書館システムが必要である。
(常川真央, 小野永貴, 安西慧, 矢ヶ部光「利用者のつながりを創り出すコミュニティ指向型図書館システム」 http://hdl.handle.net/2241/98548 2009-1-14 access
図書館が知識創出の舞台となりうる
(のにほとんど何もできてない)、
という点はぼくの考えと同じ、
だと思う。
そうならないと、つまんない。

ひとつ気になったのは、
コミュニティの形成が知的創出の前提、
とされている根拠がよく、
わからないこと。
ぼくも、なんとなくそれは、
正しいような気がするけど、
コミュニティがあれば必ず(あるいは、高い確率で)、
創造が、
なされるのかどうか。
そのふたつはどういう関係に、
なってるんだろう。

そのへんを、自分でも調べつつ。