quotes of 2012 Jul-Dec

昨日の続きです。


7月

「…君の言語の限界は、君の世界の限界なのだ」(Chapter1 ウィトゲンシュタインの章)

シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫)

シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫)

これがウィトゲンシュタインの言葉なのかどうか知りませんが、多分そうなのでしょう。
別に外国語を勉強しろという意味ではないと思います。


8月

俳句は短いのではない。俳句は速いのだ。

俳句いきなり入門 (NHK出版新書)

俳句いきなり入門 (NHK出版新書)

今年話題になった俳句入門。
いろいろネタが散りばめられていておもしろいですが、時々こういうはっとさせられるようなフレーズもあります。
ここ数年父が俳句を趣味にしているので読ませてみたら、案外受け入れられ、ほっとしました。



9月

直置きは断じて許さん!!

カエテミル―インテリアのアイデアBOOK

カエテミル―インテリアのアイデアBOOK

夏に実家に戻ってきたこともあって、まずは部屋をなんとかしようと思い、インテリア関係の本を読んでいるなかで一番気に入ったものです。
感じのいい部屋にしたいのであれば、床に直接モノを置くな! という話。力の入り加減がおもしろかった(もちろん実践しています)。


10月

「あなたがたの心はとても邪悪です」と牧師の瞳も素敵な五月

世界中が夕焼け―穂村弘の短歌の秘密

世界中が夕焼け―穂村弘の短歌の秘密

穂村弘さんの短歌。
この本はリニューアルされた東京堂書店でサイン本を入手しました。
なぜか本のことよりも書店のことが思い出されてしまう。


11月

死ぬ時に、一番幸せなのが勝ちじゃん。(春眠)

風味絶佳

風味絶佳


読んだのは結構前でした。
東日本大震災もあって、いつ死ぬかわからないよなー、と思ったりするし、でも、死にたいときに都合よく死ねないのが人間だよなー、と思ったりもします。
結局、死ぬことを考えることは、生きることを考えるのと同じかもしれません。


12月

仕事の原動力というのか、何でもそうなんだけれど、何かわからないけれど、楽しそうな人たちがいると、どうして楽しいのか知りたくなる。
…彼らから見ると、どうもわれわれのようすがうらやましいのです。「おまえら何でそんなに楽しそうなんだ。金もないくせに」と。私らはジーパンをはいてやっていましたから。だけど、楽しそうで、しかもちょっと知的なわけです。

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち

これも以前に読んだ本。
そうやって楽しそうにやっていると仕事がもらえたりするとか、そんな話です。
やっぱり、そういうのがいいよねって思います。


というわけで、本単位ではなく、フレーズ単位で1年を振り返ってみました。
今年読んでない本も出てきたりするランダムなところがおもしろかったです。


来年もよろしくお願いします。


(2012-12-31追記)
今日になってラストにふさわしそうなのが出てきたので、追加します。

きっと大事なのは最後に良い日もあったって思えること
良い日が多いといいね

来年も、良い日が多いといいね。