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米澤 誠. “レポート作成におけるコピペ防止策 コピペを超えるライティング授業デザイン”. 情報管理. Vol. 52, No. 5, (2009), 276-285 .
を読む。


ちゃんと書き方を丁寧に指導すれば学生はコピペしないよっていうお話。
剽窃だのなんだの脅す前にちゃんと教えてるの? と暗に言ってるようにも。


んで、気になった指摘。

・・・優れたレポート論述となるかどうかは,十分に事実収集ができるかどうかにかかっているともいえる。このようなレポート作成のコンテクストに位置づけることで,レポート作成のための情報収集の重要性が,はじめて理解されるのである。
 従来の図書館の情報リテラシー教育では,以上のようなコンテクスト抜きに,情報探索の手法だけが主な教授内容になっていたきらいがある。今後は,レポート作成という学習プロセスの中で,事実や他者の見解を収集する情報探索の意義を,正当に位置づけた指導が必要であると考えている。
(281〜282ページ、強調は引用者)


ううーん、そうかも。
で、それって、教員の授業と、図書館での情報検索が、完全分業になってたからってのもあるだろうなと。
どんな風に教えてるかわからない=検索するコンテクストがわかんないから、検索方法を教えるのも一般論的にならざるをえなくて、「あとはうまく使ってね」になるというか。


いま思ったけど、たとえばデータベースの検索方法を教えるのはそれを提供してる会社の人の方が慣れてるしよく知ってるだろうしってなると、それを図書館の人がやる意義というと、教員に近いぶんより実際の使い方に即して教えられるってことになってくるのかなと。(まぁ複数業者のデータベース比較できるとかいちいち来てもらわなくていいとかあるにせよ)


まぁいずれにせよ、もう少し教員の人とコミュニケーション取ってできればなーとは思う。





ちなみに上の引用はコピペでおこなったので正確だと思う。笑