Law Review (5) ダーラム詳細

情報ネットワーク法学会が発行するメールマガジン
IN-Law Newsletter第119号に、
指宿信「論説:図書館からロー・レビューが消える日−「ダーラム宣言」の衝撃と,学術情報のオープン・アクセス−」
が掲載されてた。


「ダーラム宣言」はニュースが出たときの記事で、

アメリカではどういう経緯でこの声明に至ったんだろ。
Durham Statement

とか思っていたので、詳しい成り行きがわかってありがたかった。
そうだよね、みんな買うの大変だったんだね。笑


オープンになるのかどうかはともかく、ジャーナルの電子化が進むと使う方は便利なんだけど、やっぱり法学分野ってけっこう威厳を大事にするから、電子化しちゃって大丈夫なのかとか、結構不安に思ってる(ていうか、ビビッてる?)人たちも多いんじゃないかと思う。「判例時報」とか、全然だもんな。会社だから冊子体が売れてればいいのかもしれんが。


まぁその辺ってなんていうか、非合理ではあるけど、もう文化の問題だから尊重したいとぼくは思っていて、うまくお互いに納得できる道が見つけられると良いよなって思う。Google Bookしかり。


その他、読んで思ったこと。
・「法学協会雑誌」を東大が出してたってのはすっかり忘れてた。
・“(ライブラリから)サイバー空間上での学術情報の探索・収集機能を兼ね備えた「サイブラリ」へとシフトしていかねばならない。”とあるけど、「サイブラリ」という名前はちょっとカッコ悪い。(ぉぃ