continuous communication
『千代田図書館とは何か』を読んでいたら、
- 作者: 柳与志夫
- 出版社/メーカー: ポット出版
- 発売日: 2010/03/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 70回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
(…)「公共図書館=無料貸本屋」批判への対応(…)のとき図書館界はこぞって批判者側の根拠データの不確かさや図書館サービスの実態に対する無理解を指摘し、図書館の現状を「守る」姿勢に終始したように見えた。
(…)批判に対して的外れな反論しかしていないようにみえる公共図書館界の現状に不満をもっていた。
(14ページ)
と書いてあって、んーなんかあれを思い出すなー、
とか思っていたら都合よく(?)、
小説家の願い、群馬でかなう…新刊貸し出し
(YOMIURI ONLINE)
という記事が出て、あーそれそれ、っていう。
この件はかなり話題になっていて、
図書館で予約の多い本は?
(みききしたこと。おもうこと。)
では、
無理矢理二分すると、「図書館に置くから売れない」派と「図書館に置くからこそ売れる」派の意見が出ている。
とまとめられていて、まぁそんな感じ? かな? とも思う。
(ていうかこの記事は、細かいことをしているわりに変に投げやり感があって好きでした)
で、ただぼくは、どっち派が正しいかとかには特に興味なくて…
2月の時点ですでに、
「図書館は売上に影響しない。データ取れば解決」てのもちょっと違うんじゃないかと思ってもやもやしてる。作家が上げた悲鳴に図書館はどう答えるのかって思ってたので。
(sugimo2のブックマーク / 2011年2月28日)
というコメントがあったけど、ぼくの感想はこれに近い。
図書館側が、ただ反射的に反駁するのではない、
相手にとっても意味のあるコミュニケーションが取れるのか、
という、心配。
対応の仕方は状況によっていろいろでしょうが、
とにかくやり取りだけは続けていってほしいなぁとねがいます。