RARE BOOKS

和漢古書の目録をやったときに実は洋古書も混じってて、どうすんだこれ…
誰も教えてくれないし…
という感じだったんだけど方々調べてとりあえずどーにかこーにか。
参考にしたものをまとめておく。

  • AACR2(英米目録規則第2版)

いつもここから。でも英語のもすんなりは見られない。
日本語版はもう買えないけど図書館で借りられた。
1982年出版のを借りたけど、1995年のもあるのか。気付かなかった。
AACR2には「初期刊本」の項目があるのと、主要な(?)言語の数詞とか略称とかが付録でまとまっていて便利だった。
正直、AACR2にあたるって初めてだったので、普通の図書のところとかもじっくり読んだ。

一橋大学社会科学古典資料センター 床井啓太郎)
AACR2の初期刊本の項目を拡張した"Descriptive Cataloging of Rare Materials"を参照しないといけなくて、日本語訳がないからどうしようかとうんうんうなりながらネットを漁っていて発見。
同センターの第29回西洋社会科学古典資料講習会によるもの、らしい。
"〜〜Rare Materials"は第3版にあたって、その初版を日本語にしたのが『稀覯書の書誌記述』という資料で、それを解説してくれている。
これはほんとすごい助かった。

洋古書に特有の「判型」とかがどうもよくわからなかったんだけど、
「豆知識の部屋」で、だいたい何×何センチくらい、と示してくれて、ようやくしっくりきた。
装幀の用語とかも載っている。

忘れちゃいけないコーディングマニュアル。
AACR2日本語版は出版が古いからその後の改訂とかが反映されていないんだけど、実はコーディングマニュアルの洋図書の章ってその辺がフォローされているのな。全然知らなかったよ。
だから大学図書館での普通の洋書の目録なら、実務上は、AACR2日本語版とコーディングマニュアルで(つまり、日本語だけで)だいたいなんとかなるってことになる。たぶん!